パーソナリティ?を復習しよう3ー類型論とは?
パーソナリティを見てみるお話・・・再開!
考え方としては、主に、ふたとおりです。
類型論 特性論
類型論は、いったん言いきっちゃう!
つまり、あるタイプに入れてしまうわけです。
ある「原理」や「基準」に基づいて、性格を分類する。
「質的」に理解しようとする立場。
パーソナリティを全体的に把握しやすいので、20世紀にドイツやフランスを中心に発達。
典型例をあげ、その中にいったん入れてしまうってことです。
ドイツで、クレッチマーさんが述べた理論が最も有名。
それがなんとというか、時代だったというか、わかりやすかったからなのかというか・・・
体質で、性格を分類するという・・・
ええっ!?
と、現代では思われるかもしれませんね。
見た目で判断するなんて・・・
でも、よく考えてください。
見た目で判断しますよね?
「人は見た目では判断できない」といいながら、しちゃったりしません?
クレッチマーさんは、
ふくよかさんか、スレンダーさんか、筋肉質さんか、っていうような
基準で、性格も分かれている!と考えました。
もうひとつ有名な論もあります。
フロイトの弟子であり、最後はフロイトと対立してしまったユングなんかも
心的エネルギーからタイプ分けを行ったりしている。
内向・外向ということです。
心的エネルギーが内に向かうようなら、内向
心的エネルギーが外に向かうようなら、外向
そんでもって、心の機能については4つに分類しました。
思考、感情、感覚、直感
2つのエネルギーの方向性 × 4つの心の機能
つまり、8つのタイプにパーソナリティを分類したわけです。
このユングの類型は、Points of You®のFacesの作成に用いられたりもしているらしい。
が、とりあえず、類型論には限界があります。
キッパリくっきりでわかりやすくはあるものの。
柔軟性に欠けるのです。
例えば、Aさん。
「とっても自立している性格。
だけど思考を深めるのは苦手で、すぐに人に頼りがち。
ひとから注意を受けたり反対されるとすぐにへこんでしまう」
なんて傾向がある人を見たとき、
完全にあるタイプの中に当てはめることが難しかったりする。
そこで、最近の傾向としては、もう一つの
特性論に基づく研究が中心になっているということです。
特に血液型等はわかりやすいかな・・・
日本人、血液型でひとを分類するの好きですよね?
でも、内容を聞いてみると、
ええっ、私にはそんな傾向ない!
とか、他の人から見ると「その血液型とは思わなかった!」
ありません?
血液型もあくまで日本国内での統計学だと思うのです。
日本人に多い血液型 A型が、日本人っぽいパーソナリティを
代表して表されているに過ぎないんだろうなぁ~とも思います。
ちなみに、フィリピンは、O型が大半。
外国人が、日本人が血液型で一喜一憂しているのを
奇妙に思うっていうのが、
外に出てみて「なるほど」とシミジミとわかりました。
あかん・・・長くなる・・・
分けよう・・・
ということで、今日は、
パーソナリティ検査法のうちの
「類型論」だけ見てみました~~~