自分らしさ探求~Me-ism~

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パーソナリティ?を復習しよう4

 パーソナリティ検査についてまとめてますーーー!!!


やっとこさ、特性論、語る・・・!


はい、ひとの性格=パーソナリティを見ると気に使う検査ですが、
考え方は、主にふた通りでした。


類型論 特性論


類型論は、きっぱりはっきりタイプ分けをしてしまうことで、
タイプに当てはまり切らない場合の柔軟性に欠ける


でしたね。


なので、いまの時代は、特性論が主流です。


特性論は、1990年代になって
イギリスやアメリカで研究が発展しました。


考え方としては、あらゆる状況で、一貫して現れる行動を見ます。
あらゆる状況を通じ、一貫して現れる一定の行動傾向を、特性 と呼びます。


特性 = 人格の構成単位
いくつかの特性の組み合わせによって人格を理解していく手法。


組み合わせ・・・ということで・・・
特性論の各種論を見ていくと、はぁっ、心理学って理系なんだよねぇ・・・をしみじみ感じます。
なぜかっていうと、グラフが出てきたりする・・・
それを見るだけで、私はもうクラクラ・・・

 


有名な各理論をいくつか・・・


〇オルポートさん


この方、パーソナリティってなんや、の言葉の定義としてよく名前も出てきます。
たぶん、彼が性格表現用語を集めて、まとめたことがあるからかな、とも思うのですが。
が、その用語集は、放置されました・・・( ゚Д゚)
 ※ それが後で意味を持ってきます。


彼の特性論は、以下で分けます。
誰もが持つ「共通特性」
個人特有の「個人的特性」
共通特性を使い、他者との比較を行っていきます。


最終的に、サイコグラフというグラフに、
個人のパーソナリティの特徴を「心誌」を用いて示しました。

 


〇キャッテルさん


彼の理論は、オルポートさんの考え方を踏襲しています。
以下で分けました。
誰もが持つ、定量化可能な「共通特性」
特定の状況で現れる、質的な部分に注目する「独自特性」


かつ、性格を理解するために、「因子分析」という科学的な手法を取り入れます。
「表面的特性」 外部から観察可能
「根源的特性」 直接観察は不可能だが、行動表出を決定する、根底にある特性


この根源的特性の因子は25個あるとし、
そのうち16因子を測定するための質問紙を作成しました。
「16因子パーソナリティ質問紙(16PF)」

 


〇アイゼンクさん


彼は、ちょっと変わった方向を行きました。
そんな人大好きです~
発想を変えてチャレンジしていくことで切り拓ける道があるってことを感じさせてくれますね~


彼は、パーソナリティを研究していた一方で、
行動療法家でもあった方だそう。
行動療法は、「人間の行動と情動を行動理論に従って変える試み」と定義しているそうなので、
行動を変えることでパーソナリティも変わるを実践しようとしたのでしょう。


しかも、類型論と特性論を統合させちゃおう!っていう発想から、
特性論を唱えました。
それもまた、ビックリ~


ということで、彼の論は複雑すぎて省略。


彼は、2次元「内向・外向」「神経症傾向」を採用した性格検査を作成。
「モーズレイ人格目録ーMPI」


因子分析では、以下の3つの次元を見つけています。
①内向ー外向
神経症傾向
③精神的傾向
ということは、彼の性格検査は③は使わなかったってことですね。

 


ほかにも、ギルフォード、クロニンジャーなど、多数。
類型論もたくさんいますが、
特性論は近代に盛んに研究されているものなので、名前が挙がる人も多いです。

 


では、いま最も支持されている理論をお伝えしておきます。
メンタリストDaiGOさんも活用しており、推し進めている理論なので、
聞いたこともある方もいるのではないかと・・・


【BigFive】
ビッグファイブ理論ですね。


マックレーさんとコスタさんが発明したモデルが
今現在最も広く利用されています。


ここに来て、上記の、オルポートさんの作成した性格表現用語が無駄になりませんでしたー!
彼が行った「語彙アプローチ」が活かされるわけです✨


これらの用語で因子分析研究が盛んにおこなわれました。


結果、5因子が共通して見出されました。
それは、文化差や民族差などを超えて普遍的なものは何かということを踏まえています。


それを、ゴールドバーグさんが、解釈・命名しました。


開発経過のたいそう複雑な研究ですね。
でも、それだけあって、かなりの信用性をもって現在活用されています。


5つの因子とは以下です。
 ※ 因子が確認された順
①情緒安定性(神経症傾向)
  Neuroticism
②外向性
  Extraversion
③知性(開放性)
  Openness to Experience
④調和性
  Agreeableness
⑤勤勉誠実性
  Conscientiousness


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ちなみに、仕事での成果を見るだけであれば、
⑤がいちばん、相関性が高い、という分析結果があるそうです。


頭文字をとって、O・C・E・A・Nと覚える人が多いようです。

 


よしゃ、まとめ切った~


パーソナリティ検査は、類型論と特性論以外にももちろんありますが、
それは省略しちゃいますね。


正直、どれが正しいってものはありません。
時代によって研究は変わるし、価値観も変わります。


新しい論のほうが、時代に沿っているとは思いますが、
どの因子を使っているかの違いが出るだけとも言えます。


そして、もっとも大切なのは、自分としては、どういった観点でその論を活用したいかです。
注目している観点が違うわけなので。


そこいくとBigFiveは、時代に合わせ、文化・民族を踏まえた普遍性があるので、
使いやすいということで、指示されているのだと思います。


こういった知識の積み重ねや、何とかわかりやすいものにしていこうという努力が
ずーっと続いていっていること、それに感謝したいです。


わたしが、パーソナリティを分ける考え方がちょっと苦手、
といっても、
客観的な視点でわかるようになれば、問題解決ができる!と
奮闘してきてくださっている方の想いはとってもありがたいです。


みんなが居心地よく過ごせる世界にしていきたい想いはひとつなんだと。

 


あおちゃんと一緒に、ご自分のユニークさを知ってみたい!という方がいらっしゃいましたら、
ぜひご連絡くださいませ。


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