自分らしさ探求~Me-ism~

自分らしく生きることを楽しむための書き散らしのブログ

無意識とかを復習しよう3ーフロイトさん防衛機制

フロイトさんの無意識について、まとめていっていますが~


「心的構造論」で3つの機能が提唱されてましたね。


エス(イドともいう)」: 本能
「リビドー」= 本能的エネルギー(特に、性的エネルギー)が貯蔵されている


「自我」: 自分と認識している心の動き
エスを抑える「意識」でもあり「無意識」でもある。


超自我」: 
自我の中にあり、自我に対して、行動の規範を強制し、監視抑制する。


これら3つがバランスがなくなり、「葛藤」が生じると、
自我が、「防衛機制」を働かせる、でしたね。

 


この防衛機制の中身を見ていくと、
「あーっ、それ、私やってるかもしれない・・・」
と思うことや、身の回りの人にも起きているかもしれない・・・
と感じることが多いでしょう。

 


前提は、すべて「受け入れられないような出来事が起きた」ということです。


1.避けようとする働き
隔離
 起きたという物事の知覚と、その時の感情の間に距離を置いて分けようとする
 感情の麻痺
  例> 彼の浮気を目撃し、「いつものことだから、なんてことない」とそっとしておく。


否認
 現実に起きたとしてその事実を認めない
 見ないふり
  例> 彼の浮気を目撃し、「よく似た人を見たんだろう」と思う。


抑圧
 その出来事だけでなく、感情、思考、空想、観念を無意識に押し込める
 無理やり忘れようとする
  例> 彼の浮気を目撃し、(・・・)


2.別のものに置き換える
置き換え
 受け入れられないことに対する感情、思考、欲求を、
 そのものではなく、別の対象の人物に向けたり、ぶつけたりする
 八つ当たり、身代わり
 いじめもこれに当たるといわれる


代償
 置き換えの対象が、ものとなる


知性化
 受け入れられない出来事に対する感情、思考、欲求を、
 そのものに対して、直接表現したり、開放したりせず、
 取り入れた知識で理屈をつけ、知性の働きでコントロールする
 思考による割り切り
  例> 失恋し、恋愛(攻略)本を読み、その中に書いてある理論などを信じる


合理化
 受け入れられない出来事に対する感情、思考、欲求を、
 自分自身で何とか理由をつけ、正当化したり、他に責任転嫁して合理化しようとする
 言い訳、弁解
  例> 第1志望の会社に落ちたが、「あんな会社受からないでよかったんだ」


昇華
 現実社会でも認められないであろう感情、思考、欲求などの衝動を、
 世の中に受け入れられる形、高い価値観で実現しようとする
 逆にハードルが高くなり、挫折する可能性も高くなる。挫折した場合の反動がものすごい。
 フロイトの娘、アンナが追加。
  例> 外見でいじめられてきたが、医者になり見返してやろうとする


3.逆転させる
反動形成
 抑圧されている感情、思考、欲求とは

 全く反対の感情、思考、欲求を表現する。
  例> 好きな人に対し、意地悪な態度を取ってしまう。  


打消し
 不快な出来事や感情が起きても、
 取ってつけたように、今までのことを帳消しにするような結論を起こす
  例> 上司が部下に対し怒りすぎたか、と思い、食事をおごったりする


投影
 自分が抑圧している感情、思考、欲求を、
 他人か持っているかのように感じる。
 自分が認めたくない部分が、相手から反射して自分に投げかけられているように感じる
 自分がやっているのに、相手が自分を脅迫している、嫌っていると錯覚する


4.取り入れ
取り入れ
 自分にとって重要な人物の一部を真似して、
 その人を自分の中に完全に取り込む。
  例> 男性的になることに憧れ、ミリタリー系の服などを好んで身につける

 

 

どうでしょう?

思い当たること、ありませんか?


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でも、ネガティブに捉える必要はないと思うのです。

 

こころを守るために、無意識にやっていることだから。

ただ、それがほかの人を傷つけたり、

自分が何か納得いかなかったり、

自分の行きたい道を阻んでいる、

というように感じたときに、

これらに当てはまっているとしたら、

ポジティブな方向には向かいたいですよね。

 

それに、発想を変えれば、

取り入れ、なんかはやっているうちに、

逆にそれが個性になることもある。

昇華は、うまく成立させれば、

逆に自分の自信に繋がります。

 

気を付けて欲しいのは、

これらを無意識にやっていたからと言って

『逃げてる』

てわけでない。

 

安全を守りたいという気持ちが

本能的に働いただけです。

 

なにかで、防衛機制が起きるかもしれないし、

起きたときにどう捉えたいか、です。

 

安全に過ごしたい気持ちがある自分を

許してあげましょう。

それを許してあげて初めて、

そこからどうするかを考えられると思っています。

 

さて、フロイトさんの発見したと言われる

無意識の世界は、今回でおしまい。

今でも通用する理論です!

 

彼の娘アンナ・フロイトさんがまとめた部分も多かったり、

親子で大活躍ですね。

 

 

あなたのユニークさはどこにある?

もしかしたら、防衛機制が自動的に働いているところに、

あなたのユニークさが関係しているかもしれません。

知りたいな、と思ったら、私と探す旅に出てみましょう。

 

mustlemustle2013_0108@yahoo.co.jp