無意識とかを復習しよう5ーユングの無意識とは?!
ユングさんの無意識についてまとめていきましょう!
フロイトと同じく無意識の研究を進めていたユングですが、
ユングが定義するものは、フロイトのものとは違っています。
フロイトは、意識・(前意識)・無意識と、ほぼ2層にて構造を捉えました。
一方、ユングは、意識・個人的無意識・集合的無意識と、3層にて構造を捉えました。
フロイトが、まとめて無意識としたところを、
ユングは個人的無意識と集合的無意識が存在しているとしたのです。
それにより、フロイトの説では説明できないことが解決することとなります。
個人的無意識について、まず見ておきます。
ここは、個人の体験や思考に基づいて形成される無意識で、
不快な記憶や心を傷つけたような経験、執着などの強い感情など
忘却、抑圧させておきたいものを置いています。
そのため、この層が、コンプレックスにつながると考えました。
集合的無意識について、見ていきましょう。
集合的無意識は、普遍的無意識とも言われます。
個人でなく、集合といわれているように、
人類すべての意識はつながっていて、そこで影響しあっている、と考えたのです。
人類が培ってきた歴史や伝承など、遺伝的に継承されてきた領域であり、
場所時代、民族や人種の違いなどを超え、人類全体に共通する先天的な意識です。
ユングがそのような考え方をしたことには、
彼が、昔話・神話などを研究していったことと関連があります。
ユングも夢分析をしていたのですが、
患者が語る夢に、患者は知らないけれども、
神話などで出てくるパターンや、造形物が登場しているという謎がありました。
集合的意識が存在する、と考えたとき、
後天的に学ぶのではなく、
生まれもって自律的に働く感覚や感情が解明できます。
例えば、自然に安らぎを感じる、
朝日を神々しいものと感じる、などです。
それらは、だれかに教えられなくても感ずることのできる
人類に共通する感情です。
オモシロいのは、「自分」という存在を認識できるのは、
この集合的無意識があるからこそ、と考えました。
共通のなにかがあるからこそ、次のことが可能なのです。
・自分は自分であるという自己意識をもつ
・人は自分自身とも他者とも対話し、理解しあえる
にゃるほろ~~~
おくぶかーーーいーーー
さらにオモシロイのは、西洋・東洋かかわらず研究し、
神話や宗教説話やらの研究と合わさって、
精神的患者が語る話の中に共通するモチーフを見出します。
結果、集合体無意識はアーキタイプ=『元型』で形作られている
と考えました。
その原型が、夢であったり、外界へ物語としてであったりして、
投影された形で現れ、把握される、としたのです。
はー
よーまー、そんな発想できたなぁ~~~
と思います。
私は、アメリカ文学を研究していた時に、
象徴主義を使ってストーリーを読む、とか
繰り返される表現、モノ、色などを使って心理を読む、などに
触れていました。
その中には、ストーリー上の幻想、夢、比喩などからも分析する箇所があったりしました。
それで、心理学っておもしろいなぁ~と思ったものでした。
今思えば、ユングの心理学、夢分析、カラー心理学などを使ってたのねぇ
とか思いますが、わからずやみくもにやってるときって意識してないもんですね。
こうやって見直してまとめなおしていく中で、整理されていきます。
集合的無意識をさらに発展させていった人もいますが
気が向いたら、またまとめます。
集合的無意識の元型などの話については、次に回します・・・
むりぃっ
一気にまとめるのは・・・
さてさて、ユングさんのように、自分にしかないユニークなもの、
みつけてみたいなぁ~と思われる方、私と一緒に探す旅に出てみませんか?
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