自分らしさ探求~Me-ism~

自分らしく生きることを楽しむための書き散らしのブログ

無意識とかを復習しよう7ーユングさん最終回

ユングさん、ユングさん、あなたのすごいところをもっと見てみたーい!


ということで、まだユングさん続いてますがな。


ユング心理学の無意識については語りましたが、
ユングさんのユニークな論については、彼の集合的無意識の中にまだ残っております!


それは・・・


共時性


またの名を


シンクロニシティ


いわゆる『(意味のある)偶然の一致』『同時性』『同時多発』『虫の知らせ』『噂をすれば影』
とか言われるやつです。


はい、これもまたユングさんが提唱した概念です。

 


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彼は『非因果的連関の原理』と呼んでいるのですが、
因果関係のない2つの事象が、類似性と近接性をもって発生することです。


定義は、こんな感じです。。
 ※ 『自然現象と心の構造』


ある同一あるいは同様の意味を持っている二つあるいはそれ以上の因果的には関係のない事象の、
時間における偶然の一致という特別な意味において、共時性という一般的概念を用いているのである。
したがって、共時性は、ある一定の心の状態がそのときの主体の状態に意味深く対応するように見える
一つあるいはそれ以上の外的事象と同時的に生起することを意味する。

 


ユングさん、集合的無意識を唱えたぐらいですから、
超心理学と呼ばれる分野には大きな関心を持っていました。
が、消極的な態度を取っていました。

 


1952年、シンクロニシティについての理論を述べます。


時代的に、ノーベル受賞者が
サイ現象体験者であるヴォルフガング・パウリだったりすることに背中を押されたようです。
晩年には、占星術シンクロニシティの証明に使ったり、
超常現象についての出版などをしていくなど、
かなりオカルティズムに傾倒していきました。

 


サイ現象ということばが出てきますが、英語だと、PSI現象です。
超感覚的知覚(ESP)と念力(PK)が起こす現象を合わせて言います。


超感覚的知覚: 精神感応(テレパシー)・予知・透視など
念力: テレキネシス。静止した物体を動かすなど、念じるだけで事物に物理的効果を与える現象など


うわぁ、ますます怪しくなってきました・・・

 


ユングは、患者の深層心理を分析する過程において、
何度もPSI現象を体験していたそうなのです。


患者が、合理的には考えられないシンクロニシティの出現を目の当たりにし、
自分を解放し、回復に向かっていく様子を見ていっていたのです。

 


それは『ユング自伝』に記されました。

 


シンクロニシティについては、因果関係が議論になるそうです。
哲学的な考察が必要になってくるということのようですね。


シンクロニシティでは、因果関係がないようにしか見えないです。


なので、哲学的な考察を突き詰めていくと、解明されきれない論となってしまいます。
が、ここでは、難しいことは置いておきます・・・

 


例えば、日本でよく使う虫の知らせ。


とある登場人物のお話があったとします。


なんとなく今日はずっと落ち着かない気持ちがしていた。
洗やけのときに、お皿を1枚割ってしまった。
その時ちょうど電話がかかってきた。
電話の相手は、親戚のひとからで、おばあちゃんが交通事故で亡くなってしまったという。
そういえば、お皿は、おばあちゃんのおうちからもって帰っていたものだった。


というストーリーがあったとする。

 


この登場人物は、「ああ、虫の知らせだったのね・・・」
と思って納得するかもしれません。


が、これらの事象には、因果関係(どれが原因で結果かといえるもの)は見当たりません。
登場人物の中で、因果関係があるものだったんだ、と処理されただけです。

 


ユングは、またこの出来事の発生には『アーキタイプ(元型)』の力が働いている、
と考えました。
アーキタイプは普遍的なイメージのパターンのことでした。


つまりは、集合体意識で、人も動物も、植物も、すべてが
時間を超え、空間を超えてつながっているということです。
なので、無意識のなかで、呼び出したものが、現実世界に現れだす、ということになります。
呼び出したものは、だれかはわかりません。

 


うーむ・・・
心理学とスピリチュアルの世界は隣り合った世界なので、何とも言えません。

 


あとは何を信じ、どう捉えるかは、自分たち次第ですよね。
人に強制しない限りにおいて。

 


Points of You®を使っていると、
カードのイメージを語ったりしていくうちに、
自分で認識していなかった気持ちに気が付いたり、思考が整理されて見えてくる世界が変わったりします。
そういった体験は、自分の無意識とつながるということばに表現されるだろうと思います。


集合体意識という捉え方を使うならば、
選んだカードをして、このカードを選ぶべくして選んだ、という表現になるときもあります。
それは、集合体意識で時空や時間を超えてつながった瞬間ともいえるかもしれませんし、
シンクロニシティが起きた、とか、シンクロニシティを呼び寄せた、
というような表現になりうることもあります。

 


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で、何度も繰り返すことになりますが、
わたしの立場としては、どう捉え、どう活用したいか、
それは自分たち次第であり、それを決めるということが大事なのかな、と思っています。


あるカードを選んで、なんとなく、つながんないなぁ~という感覚。
それは、本物であるだろうし。
つながらない、でもそれなりに探ってみる、と決めるのもひとつだし、
つながらない、じゃあ、つながるカードに変えてしまおう、と決めるのもOK。

 


わたしの考え方としては、
カードの選び方、扱い方、そこからも、あなたのユニークさが現れていると思います。
人生の取捨選択の瞬間と同じです。


嫌なカードが来たときに、見なかったことにする、という選択をしてもいい。
嫌なカードだから、別の見方を探ってみよう、という選択をしてもいい。

 


心理学のことを、私はこうやって自分の復習のためにまとめていっています。
それは、私が、心理学をどう理解しているか、どう使っていきたいかの見直しでしかないです。


これもまた、わたしの取捨選択です。

 


あなたのユニークさを探ってみませんか?
何かを取捨選択していく中に、あなたのユニークさが隠れているかもしれません。
私と一緒に探してみよう、と思いましたら、ご連絡くださいませ。


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